漫画家に質問!色々Q&A

○ Q1:漫画家の収入はどのくらいですか?

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漫画家の原稿料については、版元や漫画家自身の知名度によっても変わってきますが、ある程度知名度の高い作家でも案外雑誌に掲載する際の原稿料はそれほど高くないのが一般的なようです。さらに、画材、資料、アシスタントを雇えばそれだけ経費もかかります。
☆「モーニング・ツー」の中村珍さん
公開した40ページの手取り原稿料は38万円。一ヶ月の収入としてそれは安いほうではないかもしれませんが、問題は経費で、アシスタントへの給与、交通費、画材、通信費などを足すと結局39万円以上。つまり、赤字になります。これでは困るわけですが、漫画家の収入で大きいのは単行本です。単行本での印税は一般的に10%。アニメ化、映画化、グッズ販売などがあれば著作権収入が発生します。逆にいえば、単行本にならず、アシスタントを雇う限りは収入にはならないといえます。

○ Q2:漫画家で海外進出できますか?

近年日本の漫画文化は海外でも注目を集めています。日本の漫画の浸透度は、他国よりも一歩先をいっており、広告、教材など漫画雑誌、単行本以外の形でも漫画の表現が使われています。現在、中国の企業でも漫画による表現が注目されているので、日本企業に漫画広告などの依頼をするようになってきているようです。中国の市場はとても大きなものですから、日本の漫画家にとってはこれは大きなビジネスチャンスでもあります。
海外相手の仕事で壁となるのは、語学ですが、それも自動翻訳のツールの進化によって、その壁も取り払われつつあります。これからは国内だけに囚われず、欧米・欧州/ASEANなど世界中の人々を虜にするような漫画家を目指すのも夢ではないかもしれませんよ。

○ Q3:アシスタントは経験していた方が良いですか?

漫画家のアシスタントとはどのような人がやっているのかというと、新人賞を受賞者、作品を持ち込んで担当付きになった人、漫画専門学校生などで有望な漫画家の卵などです。つまり、漫画の修行として、独り立ちするために勉強し、収入を得る目的でアシスタントになっているのです。
当然、プロの仕事の現場で働くことはとても良い勉強になりますし、コネクションもできます。同じ道を目指す仲間もできるのも大きいでしょう。
アシスタントになることは、漫画家として独立を目指す場合、とても良いといえます。

○ Q4:漫画家になる一番の近道は何ですか?

漫画家になるための道は1つではありません。自分1人で黙々と書き続け、新人賞を首尾よく受賞してデビューする方、アシスタントを務めたのちデビューする方、漫画専門学校に通ってデビューする方などがいます。
独学で勉強しデビューするのは、一番困難といえます。何故なら誰からもアドバイスがもらえず描き続ければ客観的な視点を持てずに他の人には理解できない作品ばかり描いてしまうことがよくありますし、技術面でも不安があります。
アシスタントからのデビューは、業界に最も近いこともあり有利ではありますが、アシスタントの仕事が忙しいあまり自分自身の作品が描けなかったり、アシスタントという現状に満足してしまったりして目標を見失うケースが多いです。
漫画専門学校では、生徒がデビューするために学校が全面的にバックアップしてくれます。技術も基礎から丁寧に並べ、いろいろなツールを使いこなすようになれます。また、貴重な仲間にも知り合えます。通学する間、漫画に専念できることもデビューには有利です。

○ Q5:漫画家にも年齢制限があると聞いたことがあります…本当ですか?

新人賞などではとくに年齢制限は設けていません。しかし、実のところ、少年誌、少女誌などでは多くの場合、若いうちにデビューを果たすのが一般的です。さらに、若ければ若いほどいいという傾向もあり、同じ評価の作品ならより若い作者が描いたものが受賞します。
具体的には、少女誌の場合は、25歳がターニングポイントといわれています。何故なら、この年齢になると、多くの場合、作風や画風は完成されており、それ以上の成長や変化は望めないと判断されるからです。
レディースコミックなどの場合は30歳くらいまでに年齢が引き上げられますが、それくらいの年齢ですと即戦力として期待されるので、すぐに雑誌に掲載できる作品を提供しなくてはいけませんし、少年誌に関しても少女誌と状況は変わらないようです。ただし青年誌に関しては年齢制限はほとんどないようです。ただ漫画家を目指せる環境はある程度若いうちにしかない場合が多いのではないでしょうか。

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